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能見 利彦
能見研究室
能見 利彦教授
TOSHIHIKO NOMI

こんにちは!能見研究室へようこそ!
イノベーション戦略などの科目を担当する能見先生の紹介インタビューをお届けします。

【自己紹介】

京都大学工学部で機械工学を勉強しました。学生時代から科学技術と社会との関係に関心があって、通商産業省(現、経済産業省)に就職しました。

通産省では、主にハイテク産業を振興するために働いていて、そのために、研究開発プロジェクトの企画・予算要求・マネジメントや、欧米との交渉やアジア諸国との協力、安全規制の規制緩和などを行いました。不況になった産業や地方、中小企業などを元気にするための政策づくりなども行ってきました。霞が関の行政官として、文系の仕事をしていましたが、理系出身の知識や考え方は大変役に立ちました。

趣味や好みは、癒し系が好きです。神社仏閣に行ったり、日本庭園でお饅頭を食べたり、喫茶店でお茶したりで、静かに物思いにふけっているのが良いですね。

  

【研究分野(職業分野)について教えてください!】

イノベーションを成功させるためにはどうしたら良いかを研究しています。今ではインターネットやスマホがあるのが当たり前ですが、少し前にはそれらはありませんでした。ロボットや太陽光発電も同じです。それらが誕生する前、成功するかどうか分からない中で、誰かが研究開発を始め、新しいビジネスを興し、多くの失敗を乗り越えて、世の中に送り出してきました。成功した人を、後から真似するのは簡単ですが、最初にチャレンジするのは大変です。そのために、企業はどうするべきか、政府はどうするべきかを考えています。

「失われた30年」と、日本は失敗ばかりしているように言われますが、かつては日本もイノベーションで世界をリードしていましたし、今も良い点が沢山あります。

【その分野を目指そうと思ったきっかけは何ですか?】

通産省に入って、最初、情報産業を振興する仕事をしていた時、情報通信の研究所を訪問すると、そこではテレビ電話、壁掛けテレビなど未来の技術が研究されていました。そこの研究者は、そうした技術が実現できると社会がどんなに素晴らしくなるか夢を語ってくれました。

このような研究者を応援したいと思ったのが、イノベーション政策やイノベーション・マネジメントを研究する契機です。

【学生時代の思い出を教えてください!】

大学入学後の2年間は、入試勉強の反動で、とにかく本を読みました。星新一、阿部公房、大江健三郎などの小説、中国やギリシャの古典、社会問題や経済問題などジャンルを問わず、乱読でした。

昔の中国の話では、吉川英治の三国志や司馬遷の史記が好きでした。諸葛孔明、赤壁の戦い、関羽と劉邦などは有名ですね。また、ギリシャ神話、日本神話(古事記)、旧約聖書も読みました。古事記には、因幡の白兎、須佐之男命のヤマタノオロチ退治など昔話のオリジナルが載っています。旧約聖書には、アダムとイブ、ノアの箱舟、モーゼの出エジプト、バビロン捕囚などのオリジナルの話が載っています。これらに触れてみるのも楽しいですよ。

【入学してくる学生に一言お願いします!】

自分の人生は、1つの物語で、1人1人がその主人公です。だから、皆さん、自分のことを好きになって、自分を大切にして下さい。若い時には小さな失敗を一杯しても良いので、色々なことにチャレンジして、自分の好きなこと、自分のスタイル、自分の夢を見つけて下さい。

ただし、「闇バイト」のように、取り返しのつかない失敗はしないように注意して下さいね。

 

能見先生、ありがとうございました!

 

 

 

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