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髙橋 果林
髙橋研究室
髙橋 果林講師
KARIN TAKAHASHI

【自己紹介 

大学院を修了後、いくつかの大学で博士研究員や助教を経験した後、東京情報デザイン専門職大学に来ました。

千葉県出身で、千葉が好きなので、ずっと千葉に住んでいます。

好きなことは、お菓子や料理を作ることです。レモンの木を大切に育てており、育ったレモンでケーキを作ったりしています。

【研究分野(職業分野)について教えてください!】

研究分野は「原子分子物理学」「放射線物理学」です。最近では、「教育工学」や「福祉工学」の研究も始めました。

私たちが普段見ている世界の背景には「ミクロな世界」が広がっています。物質が光を吸収したり放出したり、荷電粒子が物質に衝突したりすると、さまざまな現象が起こります。例えば、北極や南極近辺で見られるオーロラは、太陽風から放出された荷電粒子が地球の大気中の分子と衝突することで発生する現象です。こうした現象の研究を通じて、プラズマや物質の性質が明らかになり、その知識が、例えば、光通信、半導体デバイス、量子技術などに応用されています。

また、放射線治療の場での機械学習を利用した画像解析の研究にも携わりました。放射線癌治療において、腫瘍に対してより正確に放射線を当てるために、機械学習を活用したX線画像解析により、腫瘍の位置を特定・追跡する技術の研究をしていました。

他にも、機械学習を利用したスペクトル解析の技術開発や、どこにいても物理の実験が行える遠隔教材の開発に取り組んでいます。これにより、データ解析の効率化や、実験・実習教育の新しい可能性を広げることを目指しています。

【その分野を目指そうと思ったきっかけは何ですか?】

私が物理の道を目指すきっかけとなったのは、高校で学んだ物理の授業でした。中学までは勉強にあまり興味が持てなかったのですが、高校で物理を学び始めたとき、自然の中で起こるさまざまな現象――たとえばモノが落ちる動きや電気が流れる仕組み――を数式で表現できることに、すごく感銘を受けました。

自分の身の回りの出来事が、理論的に解明されていく様子に興味が湧き、もっと深く知りたい、学びたいという思いが芽生えました。この経験が、私が教育・研究の場に進むきっかけとなっています。

【学生時代の思い出を教えてください!】

大学での部活動は、楽しい思い出の一つです。「物理科学研究部」という、堅苦しそうなところに所属していましたが、実際の「研究」の活動自体はあまりせず、毎日のように仲間と集まり、一緒に課題や宿題をしたり、レポートを書いたりしていました。それだけでなく、餃子や鍋パーティーを開くなど、勉強以外の時間も楽しく過ごしました。

現在も部活の仲間とは交流があり、この経験はかけがえのない思い出となっています。

【入学してくる学生に一言お願いします!】

大学での学びは、「基礎」からのスタートで、一見するととても地道なものに感じるかもしれません。「自分はゲームを作りたいのに、なぜ数学を勉強しないといけないのか」と感じる人もいるかもしれません。しかし、大学での「基礎」教育は、広い視野をもつことを可能にし、論理的思考や考える力を培ってくれます。皆さんの夢に向けて一段一段登っていくイメージで無駄なものはありません。

本学はまだ新しい大学ですが、公認サークルもだいぶ増えてきました。サークル活動や企業プロジェクトなど、講義・実習以外のことにもチャレンジしてみるときっと良い経験になると思います。

皆さんが、さまざまな経験をし、充実した大学生活を築けるよう、是非一緒に取り組んでいきましょう。

 

髙橋先生、ありがとうございました!

 

 

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