
Welcome to 沼尾研究室!

こんにちは!沼尾研究室へようこそ!
「Web技術」「データベース構築技術」などの科目を担当する、沼尾先生の紹介インタビューをお届けします!
【自己紹介】
杉並区出身。東京大学電気工学科を卒業し、同大学院修士課程を修了しました。専攻はAI(知識工学)でした。その後、日本IBM東京基礎研究所でAIアプリケーションやインターネットセキュリティなどの研究開発に従事しました。電気通信大学では、ビッグデータ分析やIoTシステムの研究と教育に携わり、2024年4月からは東京情報デザイン専門職大学の教員として活動しています。
子供の頃からものづくりが大好きで、プラモデルや鉄道模型、電子工作、ラジコン、PC組み立てに夢中でした。最近では、水耕栽培システムや自作スピーカー製作に没頭しています。準備をしっかり行うのが好きで、道具や材料が大量に残ることもしばしばです。
【研究分野(職業分野)について教えてください!】
企業の研究所では、サービス化や製品化を前提とした研究開発が中心でした。印象に残っているのは、製鉄所向けスケジューリングシステムの開発です。製鉄所に通い、製鋼工程のスケジューリングを観察したり、専門家にインタビューしながら、システムの設計から開発、テストを繰り返し、最終的には実運用に成功しました。
この経験を通じて、最先端技術は差別化要素として重要ですが、最終製品の品質を左右するのは他の部分との統合技術であると実感しました。大学に移ってからも、論文執筆だけでなく、最終的に人々の役に立つシステムの研究と開発を心がけています。
最近では、AIを使った医療支援システムや、IoT技術を活用したスマートホームの研究も進んでいます。将来、皆さんが毎日使う技術の開発に携わることも夢ではありません!
【その分野を目指そうと思ったきっかけは何ですか?】
きっかけは、高校時代にプログラム可能な電卓を手にしたことです。初めて電卓にプログラムを組んで、自分の考えた通りに動いたときの感動は今でも覚えています。「自分で動くものを作るって楽しい!」という気持ちが原動力でした。これを機にコンピュータやプログラミングの魅力に引き込まれ、進路が決まりました。大学時代には、パンチカードを使って大型計算機センターでパズル問題をコーディングして遊びました。
さまざまなプログラミング言語を学びましたが、中でも関数型言語LISPの計算モデルの美しさに魅了されました。その後、論理を計算モデルとするPrologが登場し、その面白さに感激しました。この経験が記号処理やAIを専攻するきっかけとなりました。
【学生時代の思い出を教えてください!】
大学時代は、よく遊び、よく学びました。現在も続けている趣味や、最近復活した趣味は、大学時代に始めたものが多いです。スキーや登山なども、久しぶりに再開して楽しんでいます。
特に、研究室での指導教授や先輩、同期との出会いは一生の宝物です。学園祭では「電卓オーケストラ」を開催しました。20台の電卓を並べ、プログラムでビープ音の周波数を変えて曲を演奏しました。電卓ごとのクロックのずれを調整するのが難しく、苦労したことを覚えています。研究室では、ゼミや輪講を通して先輩や友達と議論しながら新しいアイデアを形にしていく楽しさを味わえました。
【入学してくる学生に一言お願いします!】
興味、意欲、そしてこだわりを持って大学生活を楽しんでください。私が企業研究者から大学教員へと転身したのも、大学時代の教育、研究、友人や先生との出会いが大きく影響しています。この時期に専門性を見極め、スキルと経験を身につけて人生の方針を決めてください。失敗を恐れず、さまざまなことにチャレンジしましょう!
例えば、プログラミングや電子工作を始めてみるのもおすすめです。簡単なキットを使って何かを動かしてみると、ものづくりの楽しさを実感できるはずです。自分が興味を持ったことにどんどん挑戦してみてください!
沼尾先生、ありがとうございました!