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Welcome to 寺田研究室!

寺田 貢
寺田研究室
寺田 貢教授
MITSUGU TERADA

こんにちは!寺田研究室へようこそ!
数学や物理、入学前教育を担当している寺田先生の紹介インタビューをお届けします。

【自己紹介】

東京都出身で慶應義塾大学工学部(現・理工学部)を卒業、大学院工学研究科(現・理工学研究科)を修了後、企業や大学の研究室での研究、大学教授を経て、この大学の先生になりました。過去には、アメリカやフィンランドの大学で研究員などもしていたので、気になる人はお話しを聞きに来てくださいね♪
好きな食べ物はすき焼きです。他にもお寿司やピザ、ラーメンや中華料理などなんでも食べます!

【研究分野(職業分野)を教えてください!】

これまで様々な研究をしてきたのですが、大学院の修士課程では「銀の化合物がどんな風に電気を流すのか」というテーマで、電気を流す性質には銀イオンが関係しているのではないかということを研究していました。当時は「大学の先生が言うからそうらしい」ということで研究していましたし、ぴったり同じということではありませんが、金属イオンが電気伝導に関係するということは、今ではリチウムイオン電池に応用されていたり。。。数年前にはリチウム電池で旭化成の吉野先生がノーベル賞を受賞しているので、もし研究を続けていたらノーベル賞級の内容だったかも。

大学院の博士課程では「有機物からの発光」をテーマにした研究をしていました。今だとテレビの有機ELに応用されている分野ですね。数年前にはクラゲから発光するタンパク質を発見した研究でノーベル賞を受賞した下村先生もいらっしゃったりして。。。過去にしていた研究を真面目に続けていれば、ひょっとしたら、ノーベル賞も夢じゃなかったんじゃないかなぁ、と思ったりもしています。

企業に就職してからは、プラスチックに放射線を当てて、それを応用して薄くても強度が高かったり、電気を流したり止めたりできるプラスチックを使った電気製品の製造に携わっていました。その技術は電線など絶縁体などに使われていて、飛行機やロケットの中にも使用されています。その後も画像処理やレーザーの開発など、様々な研究や開発に携わって、、今に至ります。

【その分野を目指そうと思ったきっかけはなんですか?】

父の影響が大きいかなと思います。父は工学部を出ていませんがセールスエンジニアのような仕事をしていて、そのコンプレックスからか常日頃「工学部に行け」と言われていたので空気を読んだということです(笑)

ただ、幼少の頃から理系科目がすごく得意だったわけではなく、高校の物理で35点をとったこともあります。当時流行った青春ドラマで「35点は落第点」というタイトルの回があって、クラスメイトにからかわれたなんてこともありましたね。やっぱり工学部に入るには、物理をやらなくちゃいけないからなぁと思って勉強したのが、今につながっているんでしょうね。

【学生時代の思い出を教えてください!】

研究室でパソコンを作ったことがよい思い出です。当時はパーソナルコンピューターではなく、マイクロコンピューターが出始めた頃で、マイコンがとても貴重で高価なものでした。教授がとてもオープンな人で「これからは1人一台パソコンを持つ時代」ということで、研究室で1人一台とまではいきませんでしたが、キットのマイコンを製作していました。
ただ、はんだづけがうまくいかないと、ちゃんと電流が流れないなど、ちょっと苦労しながらでしたが、それなりにちゃんとしたものができたりしました。
研究室にインベーダーゲームがあって、登校拒否の反対で帰宅拒否になる学生がいるなど、いろいろ馬鹿なこともした記憶もありますが、、、今では全部良い思い出ですね(笑)

【入学してくる学生に一言お願いします!】

入学予定者の皆さんには、入学前教育で数学の課題に取り組んでもらっていますが、数学を理解してもらうだけでなく、今後の研究などに必要な論理的思考を身に着けてもらうのが真の目的です。数学が苦手な方も多いかもしれませんが、大学の研究で必要なスキルも身につくので、ちょっと頑張ってみてください!

また、これまでの生活の中で様々な方々と会っていると思いますが、一期一会の出会いや人との繋がりを大切にしてほしいなと思います。進路に悩んでいる人もいるかと思いますが、時には周りの人のいうことも聞いてみると面白い人生が待っているかもしれないですね。

寺田先生、ありがとうございました!

 

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