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サイバーセキュリティ企業プロジェクトで1位の快挙

衣川 功一
衣川研究室
衣川 功一教授
KOICHI KINUGAWA

サイバーセキュリティエンジニアを目指して学ぶ本学の学生2名が、世界最大規模のサイバーセキュリティ企業であるフォーティネットが主催する「オペレーションズテクノロジー(OT)研究プロジェクト」において、国内のグループ校の中で最高位の評価を受けました。

世界的に注目を集めた「イラン・ナタンズ核燃料施設のインシデント」を題材に、詳細な調査分析と実務的な改善策を提案しました。最終プレゼンテーションでは企業向け提案を想定した内容とし、その完成度は「メーカー企業の提案に匹敵するクオリティ」と高く評価されました。

世界を震撼させたインシデントを徹底調査

本学の学生が研究テーマとして選んだのは、国際的に広く知られる「イラン・ナタンズ核燃料施設のサイバーインシデント」です。

研究室の指導のもと、学生たちは事件の背景や攻撃手法を深く掘り下げ、施設に潜む脆弱性を徹底的に分析しました。さらに、その分析をもとに改善策を体系的に整理し、現実社会でも通用する研究成果へと結びつけました。

企業を想定した改善提案

最終プレゼンテーションでは、研究成果を単なる学術報告にとどめず、「もし同様のインシデントが企業で発生した場合」というシナリオを設定し、企業の経営層やシステム管理者に向けた形で、セキュリティ対策や組織運営のあり方を提案しました。

具体的には、ホワイトリスティングの活用、アクセス権限の厳格化、定期的な制御システムの監査、従業員へのセキュリティ意識教育など、企業現場に直結する具体策が盛り込まれました。

       

実務レベルの完成度に高評価

フォーティネットの審査員からは「TIDのプレゼンは、実務的なメーカー企業の提案と並ぶクオリティになっており、インシデントの細部にわたる調査分析、その改善に向けた施策提案が具体的になされている」と称賛をいただきました。

特に、ホワイトリスティングをはじめとする具体的な対策の提示や、各所での綿密なインシデント分析の積み重ねが高く評価されました。研究としての精度と実務性の両立が、1位という成果につながりました。

教育の成果と今後の展望

今回の成果は、世界的なサイバーインシデントを題材に、セキュリティに関する理論と実務を融合させた学習と研究の成果でもあります。

学生たちは企業プロジェクトを通じて、現場に即した視点と学術的な分析力を同時に養うことができました。今回の学生たちの挑戦と成果は、社会に貢献する人材育成の確かな一歩となりました。

本研究室は、今後もこのような取り組みを推進し、産業システムに携わる人材の育成をさらに進めてまいります。

 

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