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プログラマーになるには?仕事内容や勉強方法を解説

 

東京情報デザイン専門職大学では、卒業後に様々な選択肢の中から、プログラマーとなることも可能です。しかし、プログラマーといっても必要なスキルや考え方、種類がよく分かっていないという方もいるのではないでしょうか。

 

プログラマーは、AIやマーケティングなど様々な業界でニーズのある業種の1つです。また、関われる業界が広いことから、自分の指向に合わせて専門性を高めることも可能です。

今回は、プログラマーの業務内容から種類、どのような働き方が可能なのか具体的にみていきましょう。

 

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プログラマーとは

プログラマーとは

プログラマーとは、プログラミング言語を用いてコンピューターを動かし、様々なシステムやソフトウェア・プログラムを作る人のことです。例えば、ATMやスーパーのレジ、スマホなどのプログラム作りにもプログラマーが関わっています。

コンピューターは、0と1以外の文字列を理解することができません。しかし、0と1の羅列を用いてコンピューターを動かすのは非常に難しいことです。そのため、人間とコンピューターのどちらも理解できるような独自の言語が作られました。それがプログラミング言語といえます。

プログラミング言語はJ、今や1000以上もあるといわれているほど数多く存在しています。

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事の範囲についてみていきましょう。簡潔にいうと、システムエンジニア(以下SEといいます)が作った設計書を基にJavaScriptやPythonなどのプログラミング言語を使用して開発を行うことが主な業務内容です(下流工程)。
設計書をゼロから作るケースは殆どないものの、システムを作る過程でSEと協力してバグ・エラー修正などに対応していく必要もあります。

また、プログラマーの腕次第でシステム内の動作が同じでもコードの内容が変わる点も特徴の1つです。わかりやすいコードを記述することがプログラマーのスキル評価にもつながります。

プログラマーに必要とされるスキルは以下になります。

  • プログラミングスキル
  • 英語力
  • 論理的思考力
  • 先見力
  • 情報収集能力

プログラマーはプログラムを実装していく役割であるため、常に研鑽しつつスキルを磨いていく必要があります。とくに、英語力も含めて情報収集能力が求められる環境にあるため、日ごろから様々な情報に対してアンテナを貼っておく意識も大切です。

プログラマーの年収

プログラマーの平均年収は約430万円です。
参照:民間給与実態統計調査結果

日本の平均年収に比べると同程度です。ただし、所属する企業・業界によっても大きく年収に幅があるのも特徴的だといえます。

またIT人材不足と言われている昨今のことを考えると、プログラマーの需要はさらに高くなり、日本人の平均年収を越える年収となる可能性も十分に考えられます。そのため、企業を選択する際は言語だけでなく、市場状況もある程度予測しておくとよいでしょう。

プログラマーの将来性

IT業界は他の業種・職種と比べても、求職者数より求人数のほうが圧倒的に多く、常に人手が足りていないというのが現状です。プログラマーも専門知識を要する技術職であるため、求職者数と求人数にギャップが生まれていると想定されます。

また、近年あらゆるものがデジタル化していく流れであることから、今後もより効率的な働き方へと改革していくことが推奨されています。そのため、IT人材のニーズは常に拡大し続けており、プログラマーの需要は常に上がり続けている状況です。

経済産業省によると、2019年以降からIT業界における退職者の数が入職者を上回るようになるとされており、それに伴うIT人材の需要と供給のギャップによって2030年には40~80万人規模でIT人材が不足することが試算されています。よって、プログラマーを含めたIT人材は常に人手不足で、将来性は高いといえます。

プログラマーの種類

プログラマーの種類

ここからは、プログラマーの種類についてみていきましょう。WebやAIなど、何に対してプログラムを組むのかによって、専門性だけでなく将来性も大きく変化します。

Webプログラマー

不動産サイトの物件表示やショッピングサイトの構築を行うWebに特化した働き方を行います。例えば、以下のような内容は全てWebプログラマーの業務範囲です。

  • TwitterやFacebook、InstagramといったSNS内の検索機能
  • ショッピングサイトの買い物かご機能
  • ブラウザ検索での絞り込み機能

企業によってサポートする対象は異なるものの、Webに特化したプロジェクトを行う場合には必須の存在です。

アプリケーションプログラマー

PC・スマホにおけるアプリケーションのプログラム作りに特化しています。例えば、TwitterやInstagramなどのSNSはWeb版とアプリ版があり、スマートフォンではアプリ版をダウンロードして利用することになります。

そして、Webサイト向けに作られたプログラムはWebプログラマーが作り、アプリ版はアプリケーションプログラマーが作っているという区分けです。

ゲームプログラマー

ゲーム制作に携わるプログラマーの総称です。ディレクターやデザイナーによって作られたシナリオ・演出などの仕様に沿い、実際にゲームが動くようにプログラムします。

ゲームといっても以下のように色々な種類があります。

SwitchやPlayStationなどの家庭用ゲーム機などで遊ぶコンシューマーゲーム
PCなどにアプリをインストールし、インターネット環境で遊ぶオンラインゲーム
スマートフォンにインストールして遊ぶソーシャルゲーム

それぞれ求められる技術・知識が異なる点も特徴的です。

汎用系システムプログラマー

汎用機に組み込むシステムを開発します。
汎用機とはコンピューターの一種ではあるものの、一般の方が利用しているPCやスマートフォンのことではなく、大量のデータを処理・集中管理する大型コンピューターのことです。

家庭用PCでは全国各地のありとあらゆる場所からアクセスされるような膨大なデータは処理できません。
汎用機はその名の通り汎用性が高く、科学技術計算や事務処理など、ソフトウェア次第で様々な用途に利用することができます。そして、そのソフトウェアをプログラムするのが汎用系システムプログラマーです。

組み込み系システムプログラマー

組み込み系システムとは、エレベーターや家電などの内部のシステムのことです。
そして、そういったシステムのプログラムが組み込み系プログラマーの業務内容となります。

例えば、エレベーター内のボタンを押すとドアが開閉するシステムや電子レンジがボタンを押すと指定した分数加熱するシステムも組み込み系システムによって行われます。

通信系プログラマー

通信系プログラマーはITの中でもネットワーク関係に特化したシステムを開発する仕事が主となります。Wi-Fiルーターなどのネットワーク機器のほか、ビデオ通話やインターネット回線を使用した通話などを使用する通話システムなどのプログラム開発を行います。

通信技術は目まぐるしく進化していくため、柔軟に対応できる人材が企業から求められてる状況です。

業務系プログラマー

勤怠管理システムや出荷管理システムなど、業務に係わるシステムをプログラムすることがメインです。一般の人が利用するアプリやWebシステムとは異なり、企業に向けたシステムを作るケースが多いといえるでしょう。

企業で働く人の業務をより円滑に支えるシステムであるため、ITの知識だけでなく、その企業の業務を理解する必要があります。

AIプログラマー

主にAIを取り入れたシステムなどをプログラムします。

AIは実は明確には定義されているものではありません。AIは人工知能のことで、人間が行うような知的行為を、人工的にコンピューターに実行させる技術と一般的には言われています。
機械に多くのデータを投入し、それらのデータから分析して、将来を予測させる機械学習の他、人間や動物の脳神経をモデルにしたアルゴリズムを使用し、画像認識・音声認識・予測などのデータを学習してもらう深層学習などを行います。

AIが人間が介在することなく計算・分析・予測・認識などを行うことができるようにプログラムでサポートします。

プログラマーの適性がある人とは

プログラマーの適性がある人とは

ここからは、プログラマーの適性がある人の特徴についてみていきましょう。体力や集中力だけでなく、考え方やコミュニケーションスキルも求められます。

①体力がある人

納期が近づいて多忙になったり、緊急性の高い突然発生する業務が多かったりする職業であるため、体力が必要です。例えば、開発しているシステムを納品日に間に合わせるために残業や休日出勤をすることも増えるため、忙しさを乗り切る体力は必要不可欠になるでしょう。

②集中力がある人

基本的に長時間PCの前に座って作業をすることが多いため、集中力が必要になります。
最近はコロナ対策により、打ち合わせもオンラインで、テレワーク等も増え、以前よりPCの前に座る時間が増えている人も多いでしょう。

バグやエラーが見つかった時や予期せぬ事態が発生した時でも、的確に対処するための集中力を要します。

③論理的思考ができる人

コードを書いていく・設計書を見て作っていく際に、「どのような動きになるか」「どのような書き方をすれば、設計通りに動くか」といった論理的思考力は必須といえます。また、可読性が高く、より簡単に書ける書き方ができないか、といった考え方ができるプログラマーが良いプログラマーとされています。

④向上心があり挑戦するのが好きな人

IT業界は日々技術が進歩していく、目まぐるしく変化のある業界です。また、技術やプログラミング言語にも流行があります。そういったものを積極的に取り入れられる向上心のある人はプログラマーの適性があるといえるでしょう。

⑤コミュニケーションスキルがある人

プログラマーはPCを扱うのでコミュニケーションスキルは要らないと思われがちです。しかし、顧客が本当に必要としているシステムをプログラムするには、上司・エンジニア・顧客との連携をしっかりと取らなければならないため、実は非常に大切です。

また、進捗や予期せぬ事態が起こった際に、周囲の人と協力することも必要です。そのため、プログラマーにはコミュニケーション能力が求められます。仮に連携が取れない場合、手戻り作業が発生する・不測の事態に対応できないといったプロジェクト全体の進行に響くケースも少なくありません。

プログラマーにおすすめの資格

プログラマーにおすすめの資格

ここからは、プログラマーにおすすめの資格についてみていきましょう。業務を遂行する際には資格は必要ないものの、転職などでスキルの有無を確認される場合には有用です。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、国家資格でありながらもITの基礎的な知識を証明することができる資格という立ち位置です。ITパスポートの「パスポート」には、社会で活躍するためのパスポートであるという非常に強い思いが込められています。

C言語プログラミング能力認定試験

国家資格ではないものの、C言語の知識やスキルを証明することができる資格です。履歴書にも記載できることから、とくにC言語の知識を証明したい・プログラミングスキルを証明したいという場合におすすめです。

基本情報技術者試験

ITパスポートよりさらに1ステップ踏み込んだ資格になります。ITパスポートより難易度は上がるものの、基礎的な知識レベルを証明する試験です。さらに上級になると、応用情報技術者試験というものもあります。自身のレベルに合わせて取得しましょう

PHP技術者認定試験

プログラミング言語の1つであるPHP言語のスキルや知識の深さを客観的に証明することが可能な資格です。履歴書にも記入できるため、自身のPHPのスキルをアピールすることができます。

また、「初級」「上級」「認定ウィザード」の3種類のグレードがあるため、自身のスキル・レベルに合わせて取得するのが好ましいでしょう。ただし、最上位の認定ウィザードを受験するには、上級の取得から2年以内に研究論文やソースコードを提出し、審査を受ける必要があるため、ほかの検定と形式が異なるため注意が必要です。

Ruby技術者認定試験

Rubyのスキル・知識の深さを客観的に証明することができる資格です。Ruby言語は日本人のまつもとゆきひろさんが作ったプログラミング言語で、島根県が発祥とされています。

日本人が考えた言語はほかにもあるものの、国際規格に認定された日本初の言語です。Ruby言語を使用できる開発者は年々減少傾向にあるため、貴重な人材になります。試験内容はSilver、Goldの2種類のランクがあるため、自身のスキルに合わせて取得しましょう。

プログラマーになるには?

プログラマーになるには?

ここからは、プログラマーになる方法について具体的に解説していきます。様々な方法があるものの、最終的にどのような分野で活躍したいのかを前提に意識して学習していくことが大切です。

独学で学ぶ

プログラミングの独学は初心者でも可能です。しかし、正しい勉強法で学習しなければ、すぐに挫折してしまうケースも多いといえます。

まずは学習したい言語を決め、その言語が得意とする簡単なシステムを作成していくことを推奨します。目標設定する際は、作るのが比較的簡単で、徐々に機能を追加していきやすいものを作成しましょう。

例えば、ブログを作る場合、ログイン機能を作るだけでもプログラミングとデータベース周辺の基礎知識を得ることができます。その段階からは、文字を投稿できるようにしたり、いいねやブックマーク機能を追加していくといったブラッシュアップがおすすめです。

徐々に機能を追加していけるようなシステム開発を行っていくことで、モチベーションアップにつながります。いきなり難しいものを作ろうとするのではなく、目に見えて成果が分かりやすいものを作るのがおすすめです。

専門職大学などのスクールで学ぶ

スクールで学ぶメリットは、しっかりとプロを育成する為のカリキュラムを用意してくれる点と就職支援なども行ってくれる点です。就職の実績は学校の信用のために非常に重要な数値になります。

学校に払うお金は決して安くはありません。また、就職実績が悪ければ、評判的にも学校にお金を払って教わりたくなくなってしまいます。そのため、多くの学校が今後入学を考えている人に安心してもらうために就職活動を手厚くサポートをしてくれるケースが多いです。

最近はオンラインでの授業やインターネット上でプログラミングスクールを行う企業もあるため、自身の適正に合わせて学校を選ぶことが重要になるでしょう。

プログラマーを目指すなら東京情報デザイン専門職大学

プログラマーを目指すなら東京情報デザイン専門職大学

プログラマーは、IT関連の職種の中でも多数の種類があるため、将来的に関わりたい業界や種類を予め定めておく必要があるといえるでしょう。とくに、独学ではなく、専門的なスキルを学びたい場合は学生の頃からスキルを磨いておくとその後の進路選びもスムーズになります。

東京情報デザイン専門職大学では、3・4年次に行う合計600時間のインターンシップの中では、最先端技術や仕事に対する論理的な考え方も磨けます。そのため、多数の種類があるプログラマーを将来的に目指す場合にも有効な選択肢の1つとなるといえるでしょう。

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